「Double Dutch シリーズ」のNEW ITEM が入荷いたしました。
Double Dutch+Dutch Design の「Double Dutch Collection(ダブルダッチ コレクション)」。
YUICHI TOYAMA(ユウイチ トヤマ)のアイテムは【HANDMADE IN JAPAN】。クラフト、デザインともに美しい逸品です。
YUICHI TOYAMA/U-074W
U-074W W.Johannes 44□23-145 ¥38,000+tax
写真では見えにくいですが、フロントリム側面に七宝を施し、極細のセルをインナーリムとして巻いてあります。ハイブリッジで個性的なラウンドシェイプの眼鏡です。
Double Dutch Collection
Double Dutch+Dutch Design…
「Double Dutch(ダブルダッチ)」とは、縄跳び競技の一つ。
二本のロープを両手に持った回し手が向かい合い、それぞれロープを内側に回し、その中をジャンパーが跳ぶというものです。
17世紀、ニューヨークへ渡ったオランダからの移民によって普及し、現在は「規定演技」「スピード競技」「フリースタイル」「フュージョン」の4種類で争われる国際的なスポーツとなっています。
その語源は、オランダ人が“理解不可能”“複雑すぎる”ことをした際の俗語からきています。
Story
2015年3月、「YUICHI TOYAMA(ユウイチ トヤマ)」のデザイナー・外山雄一は、代々木公園を散策中、ダブルダッチの練習に励む若者たちに遭遇。身体性の高さとスピーディーな展開もさることながら、二本のロープが交錯し、宙に描く線の美しさに驚嘆させられます。
規則性と残像が織りなす 一瞬一瞬を切り取るように凝視していると、眼鏡のフロントデザインの着想を得ることに。
その場でスケッチをするに至り、テンプルとフロントの接合部を境目に二本の線でフレームを 構成するアイデアが生まれました。
Process
外山はこのスケッチを元にデザイン作業を進めていく中で、オランダ発のプロダクトデザイン(ダッチデザイン)からの影響を、“ダッチ繋がり”で加味することを試みます。
1990年代に頭角を現し、その後は大きな潮流となったダッチデザインは、コンセプチャルで、遊び心があふれるデザインが特徴です。
進行中のデザインを前にして、
「これは一筆書きで描いたフレームにも見えるかも」
「一本の針金を折り曲げながら眼鏡の形状にしたようにも見える」
と気づき、フロント部分のラインを強調することに。
同じくオランダにゆかりのある七宝でカラーリングを施すことで、正面から見た 際に“一筆書き”のようにも見える、ユニークなフレームが完成しました。
素材には軽量かつ丈夫、そして金属アレルギーになりにくいチタンを採用し、フィッティングに優れた構造を設計。ダブルダッチ、ダッチデザイン、七宝…数珠繋ぎのように連想をしていきながら、外山雄一というフィルターを通していくつもストーリーを立体的に編集し、 眼鏡としてしなやかに具現化したもの。それが「Double Dutch シリーズ」です。